胃腸の調子が悪い時に見直すべき3つのポイント
ストレスがたまりがちな現代社会。
発散のためにお酒を飲み、美味しいものを食べて眠気覚ましのためにコーヒーや栄養ドリンクを補給します。
こうした現代的なライフスタイルは胃腸に負担を掛けやすく、胃痛や胃もたれ、吐き気や食欲不振など様々な影響を及ぼす可能性があります。
忘年会・新年会シーズンは特に胃腸への負担が多くなる季節です。
胃に優しい食べ物を意識的に取り入れていき、体から元気を取り戻していきましょう。
ポイントは主に3点になります。
Point.1
1つ目は、消化の良い食品や調理方法を選択することです。
一般的に脂っこいものや乳製品、食物繊維が多い食品は胃への負担が大きいと言われています。
脂身の多い肉よりはササミや白身魚の方が負担が少なくなります。
また、ごぼうやれんこんなどの固いものや極端に甘いものも控えると良いでしょう。
同じ食材でも大きい状態や固いままだと消化効率が悪くなってしまうので食材は細かく刻み、よく煮るなど加熱処理をしましょう。
にんじんやたまねぎ、キャベツなどをスープにして食べると、体も温まりますし消化にも良いのでオススメです。
Point.2
2つ目は、胃酸の分泌を高める刺激物を避けることです。
香辛料や塩分が多く含まれるものやコーヒー・お酒も抑えたほうが良いでしょう。
タバコも胃の粘膜の血流を悪化させるため調子が悪いときには控えましょう。
極端に熱いもの・冷たいものなども胃に刺激を与え悪影響になります。
たとえば水であっても冷たい状態で飲むのではなく常温や白湯にした方が良いということです。
Point.3
そして3つ目は、規則正しい食生活を心がけること。
夜遅くに飲んだり食べたりして翌朝になると食欲がなく朝食を抜き、午後からまた深夜まで何も食べないといったケースは避けたいものです。
長時間空腹でいても胃酸が出過ぎますし一気にたくさんの量を食べてしまうのも負担が強まりますから、こういった生活は胃腸に大きなダメージを与えることになるでしょう。
1日3食決まった時間に食べるよう心がけることが大切です。
また、睡眠不足や運動不足なども胃腸を痛める原因になることがあります。
ストレスで胃がキリキリすることもあるかもしれませんが、精神的な負担を和らげるためにも、まずは体の負担を意識的に軽減させ、心も体も安静を心がけるようにしましょう。
胃腸の調子を改善していくためには、食生活だけではなく、日頃の生活習慣から見直すことが重要です。
なお、調子の悪い状態が続くようであれば我慢せず早めに医療機関を受診してください。