「ダイエット」というワードから流行からはずれたことはここ数十年ありません。
女性はもちろん、男性でもやっぱり、太っているよりはスッキリとした体型を保ちたいと思うものです。(ぽっちゃりしてそれが可愛らしいといわれる有名人も数多くいますが…)
また近年は、「○○ダイエット」というように、何かを食べながら痩せようという試みが非常に多く、食べずに体重を落とそうというのは心にも身体にも決して良くはない、というのが常識ですよね。
ですが、誰もが試した分だけ痩せるとは限りません。
これには、人それぞれの体質が関係してくるのです。

目次

太りやすい人、太りにくい人
基礎代謝、基礎体温のアップ
遺伝的要因

 

太りやすい人、太りにくい人

大きく分けて、二種類の人がいます。
同じ物を食べ、同じ生活をしていても、太る人とそうでない人がいるのです。
これには理由があり、人の身体の能力すなわち消化吸収であったり、基礎代謝であったり、細かく言えば身体のクセや頭の回転なども関係してくるのです。
人は食べ物によってカロリーを摂取し、それをエネルギーとして身体や頭を動かします。
現役アスリートはもちろん、科学者や教授博士といった職種の人にあまり肥満の人がいないのはこのためです。
傾向としては、太りにくい人というのは身体をよく動かし、頭を働かすクセのある人といえるのです。
また、脳は身体よりも遥かにエネルギーを使うともいわれています。
本当にストイックにダイエットへ臨むのなら、それこそ計算ドリルや漢字の勉強などを取り入れても、理論的には効果があるかもしれません。

基礎代謝、基礎体温のアップ

努力で補える最も大きなポイントが、”基礎代謝アップ”です。
わかりやすくいうと、身体の反応、あるいは熱量といった感じですね。
現在でも、健康維持のためには基礎体温の上昇はとても大切だといわれています。
基礎体温が一分上がるだけで、身体の代謝は格段に上がるとされていますから。
代謝が上がれば、それだけ汗をかきやすい体質にもなり、太りにくくなるどころか万病予防にさえなります。
日頃から軽めでも運動をすること、シャワーで済ませず入浴すること、偏りのない食事を心がけることで、身体は普段からポカポカと温かく、いらない脂肪を燃焼してくれるようになるのです。

遺伝的要因

背の高い人の家族はみんな背が高い、太っている人の家族はみんな太っている、など…、遺伝というのは時に良く、時に悪くも関係してきます。
太りやすい体質というのは前述したように代謝が悪いだけではなく、栄養吸収能力が高いという面もあります。
逆に病弱で、栄養のあるものを食べても身体が大きくならない人もいますし、一概にマイナスともいえませんね。
自分の体質が気に入らず、両親を恨んでも今の解決にはなりませんので…、体質改善に努めることが前向きで素晴らしいことといえるでしょう。

学校には必ず一人や二人、太っている子がいましたね。
裕福な証拠でもあるかもしれませんが、肥満になりやすい体質というのは必ずしも健康的とはいえません。
日々の生活から心がけることで、人の体質というのは変えることが出来ます。
基礎代謝アップを目指して、バランスの良い体型を維持してゆきたいものですね。