化粧水はそのほとんどが水や水溶性成分でできています。
化粧水の量は多くつけるほど良いと思いこみがちですが、肌表面の角層は大変薄く、吸収される水の量もそれほど多くはありません。化粧水の量は各メーカーの推奨量を守るようにしてください。記載がない場合は、一般的に顔全体で100円〜500円硬貨大を目安にします。

化粧水を肌に浸透させようと、肌を叩いたりこすったりするとかえってお肌を傷めます。また、化粧水を何度もつける必要はなく、手のひらで優しく馴染ませるように抑えると浸透させることができます。顔全体にむらなくつけることも大切です。乾燥が気になる部分に重ねづけする場合も、何度も繰り返す必要はありません。

洗顔後は時間をおかずになるべく早く化粧水をつけて馴染ませます。化粧水をつけた後、時間が経ってしまうと、せっかく補給した水分が蒸発してしまいます。そのため、乳液やクリームも化粧水をつけた後すぐにつけ、水分が蒸発しないようにしてください。蓋をするイメージですね。

コットンパックもおすすめ

乾燥しているのにパックを切らしてしまった!という時はコットンを使ってパックすることもおすすめです。
ただし、コットンを十分に濡らさないと、お肌の水分を逆にコットンが吸収してしまい、お肌を乾燥させてしまいます。

コットンに化粧水を数カ所に分けてたらし、コットンの隅々まで十分に濡らします。6枚ほどコットンパックを作り、空気が入らないように額に2枚、鼻、両頬、顎に密着させます。
(目と鼻と口部分に被らないように。)

コットンが乾くまでの時間、約10分程度かそれよりも短い時間放置します。
コットンをはがし、手のひらで優しく化粧水をお肌に馴染ませます。

化粧水

化粧水が肌を傷める?特に注意するべき点

注意点1 使い方

化粧水そのものが肌を傷めることは少ないですが、使い方が悪くて肌に悪影響を与えることがあります。
まずは清潔な状態で使用すること。化粧水を使う前に、顔や手をしっかりと洗って清潔な状態にしておかなければ、肌に余分な汚れや油分を残し、化粧水をしっかり浸透させることができません。
また、不純物などをお肌にこすりつけることになってしまいます。

注意点2 組み合わせ

他のスキンケア製品との組み合わせに気を配りましょう。化粧水はスキンケアの最初のステップとして使われることが一般的ですが、他のスキンケア製品との組み合わせた際に、特定の成分同士が反応して肌トラブルを引き起こす可能性があります。初めて使うコスメは肌の変化に注意して観察してください。何よりも、メーカー推奨の使用方法や順序に従って使うようにしましょう。

注意点3 保管方法

化粧水は、湿度や直射日光を避けて涼しい場所で保管することが重要です。劣化や変性によって肌トラブルが起こることもあるためです。蓋をしっかりと閉めておくなど、化粧水の品質を保つことも忘れてはいけません。